コーヒー自販機/いちご選果機

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 
┃ 有限会社テクノロジーサービス メールマガジン 2013年10月25日号
┃              
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 このメルマガは弊社とお取引のあったお客様やお問い合わせ頂いた方に
 送っています。

 このメルマガが少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
目次
 <<1>>社員紹介
     今回は機械設計兼社長の守本です。
 <<2>>商品・サービス
     いちご選果機を紹介します。
 <<3>>技術コラム
     ねじについて
 <<4>>山案内
     冬の八ヶ岳
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

――――――――――――――――――――――――――――――――――
<<1>>社員紹介
――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 私は誰?
 機械設計兼社長の守本です。

■テクノロジーサービスの特徴は?
 メカも制御も社内ですべてできることです。
 総勢7人の小さな会社ですが全員設計ができるので機構設計から始まって
 電気のハード設計、ソフトウエア設計、組立、調整、試運転とすべて社内
 で済ますことができます。
 したがって機密保持がしやすく様々な開発テーマを手掛けてきました。
 何を作っているの、と聞かれても具体的に答えられないのはそのためです。


◆ これから取り組みたい仕事のテーマを紹介してください

 ■どんなテーマ?
私自身は樹脂の射出成型品を3次元CADで設計しそのデータを使って
 1週間以内に成型部品を作ってもらうことです。これが自在にできる
 ようになれば数物を作るときにコストダウンが可能で、商品化するもの
 の幅が広がります。


◆ 今までの仕事のテーマを1つ紹介してください

 前回のメールで紹介した生ビール自動販売機を開発する前に手掛けた
 レギュラーコーヒーの自動販売機の話です。もう20年以上前にこれも
 ビール自販機と同じく制御担当の柴田と組んで手掛けたテーマです。

 ■どんなテーマ?
 レギュラーコーヒーを一度に8杯分抽出・保温しておき、短い休み時間
 でも待ち時間なしでどんどん販売しようという自動販売機です。

 レギュラーコーヒーを自販機で購入すると30秒は待たなければなりま
 せん。あらかじめ作っておけばインスタントコーヒーよりも早く販売でき、
 売上アップになることを狙ったものでした。
 
 ■どんな所が難しい?
 ・まず一度に8杯分のコーヒーの粉を保持する構造とフィルターが必要
  です。そしてフィルターの供給と抽出後のかすの排出は自動的にでき
  なければなりません。ここに一番あたまを悩ましました。
  どうやって抽出後、フィルターに残ったかすをこぼさずに連続的に
  排出するのか? (答えは次回のメルマガで)

 ・次に自販機はコストの制約があるのでサーボモーターやパルスモーター
  は使えず、すべてDCモーターかACソレノイドで動かさなければなり
  ません。経験がありませんでしたのでこれまでの自販機に使われている
  機構を参考に設計しました。

 ■どんな所が面白い?
 完成した自販機が自分の思い描いた通りに動作するところは何といっても
 面白いものです。

 スタートボタンを押すと自動的に8杯分のコーヒーを抽出し、かすは
 自動的に排出してくれるので手を全く汚す必要がありません。もちろん
 抽出後は熱湯で抽出器と保温容器を自動洗浄します。100円いれると
 美味しいレギュラーコーヒーが待ち時間なしで出てくるのですからこれは
 傑作だと自負していました。メカニズムにも自信がありました。
 
 ■その後どうなった?
 ところがこれも衛生上の理由からこの1台を開発しただけで終わって
 しまいました。自動販売機で調理して売る場合は、販売するその時点で
 調理しなければならないという法律があるそうです。作り置きすると
 雑菌が繁殖する可能性があるので許可されないということでした。残念! 


――――――――――――――――――――――――――――――――――
<<2>>商品・サービス
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 今回は守本が紹介するいちご選果機です。

 この7月半ばから稼働を開始したいちご選果機は会社の近く、車で3分の
 ハウスの中で毎日順調に働いています。

 この選果機は、コンベヤで運ばれるトレイに乗ったいちごの重さを連続的
 に測り、重さで7段階に分けるものです。

 特徴は、空いているトレイであればどこでいちごを載せても良いことです。
 一人で作業するときに自分の側に5か所の選果シュートがあるので機械の
 反対側に回らなくても、横移動するだけで選果されたものを箱詰めできる
 ことです。

 全長2100mm、奥行き600mm、トレイの設置高さ1100mm、
 トレイの数 28個、AC100V60Wのモーター駆動です。

 トマトやピーマンしいたけなど200~300g程度のものまで測れます
 ので来年には商品化しカタログを作って販売する予定でいます。


――――――――――――――――――――――――――――――――――
<<3>>技術コラム (守本)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ねじについて

 私が会社勤めを始めたときは丁度、ねじ締結に関してかなりわかってきた
 頃だったと思います。何がわかってきたかというと、ねじがなぜ緩むのか、
 どのように締めれば緩まないのか、といった基本的ですが非常に重要な
 事柄です。

 先輩たちが国鉄(現在のJR)の技術者を招いてねじ締結についての講演
 会を開いたのも入社間もなくでした。国鉄では車台に使われるボルトが激
 しい振動と荷重にさらされ破損や脱落などの事故も経験していたので一番
 研究が進んでいたのだと思います。

 ディーゼルエンジンを設計する部署にいたのですがピストンとクランク軸
 をつなぐ連接棒のボルトには非常に大きな変動荷重がかかり、締め付けが
 悪いとボルトが緩み、外れてエンジンは瞬時に破損してしまいます。した
 がってこのボルトがエンジンの中で一番重要なボルトでした。

 必要にしてかつ十分なボルトサイズと形状を決めなければ軽くて安いエン
 ジンができません。先輩たちはいろいろと資料を集め、実験し締めつけ
 トルクと軸力の関係、潤滑油の影響などを調べ研究していました。

 そのとき学んだことは、
 1.外力が作用するときはもちろんその外力以上の締め付け力が必要で
   あること

 2.被締め付け物にはある程度の厚みをもたすこと
  (薄い板金を締め付けるとき平座金とばね座金をいれるのはこの厚みを
   増す効果もあります)

 3.ねじ面には潤滑油がある方がトルクが安定し必要な締め付け力が得ら
   れること

 4.座面は広くとり塑性変形しないようにすること
 
 5.めねじが破壊しないようにめねじの強度に応じてねじ深さを変える
   こと

 などでした。これらの考え方は今でも生きています。


――――――――――――――――――――――――――――――――――
<<4>>観光案内 山案内 (守本)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 八ヶ岳はこれから冬に入ります。
 八ヶ岳の良さは山に雪が降った翌日は必ず好天になり天気が崩れないこと
 です。

 朝、八ヶ岳を眺め雪が積もってきれいだと思ってから出かけてもコースの
 取り方でその日のうちに帰って来れます。

 雪がつもると石が隠れ道が平坦になり歩きやすくなります。アプローチが
 短くふもとの山小屋が通年営業していますので夏よりも冬の方が登山者が
 多いくらいです。

 ふもとを歩き回るだけでも冬山気分を味わえますので真っ白の静かな世界
 を見てみたい人に冬の八ヶ岳はお勧めです。

 ただ、赤岳に登るときは必ず12本爪のアイゼンとピッケルは必需品です。
 私は2月に登ったときに、12本爪のアイゼンが歩きにくかったので6本
 爪のアイゼンで登りそれで降りてきました。

 ところが下る途中でお客さんを連れた山岳ガイドさんに見つかり、
 「そんな奴がいるから遭難が起こるんだ!」と叱られてしまいました。

 皆様も冬山に行くときは装備を十分にし、険しいところに行くときは(
 赤岳に登るときなどは)安全な場所で訓練を積んでから出かけてください。

 「中高年登山者、八ヶ岳で滑落!」なんて新聞記事にはなりたくないです
 からね。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記

 冬が近づいてきました。もうすぐスキーシーズンです!
 スキー人口の低減でスキー場の経営は大変そうですが、スキーヤーにとっ
 てはリフト券が安くなり助かります。

 ここ数年は激安の早割りシーズン券で楽しんでいます。
 http://www.pilatus.jp/season14.html
 http://royalhill.co.jp/blog/2013/10/20.php
 このシーズン券には周辺の提携スキー場の一日券が1,000円で購入できる
 特典もあります。

 ここから白樺湖周辺のスキー場まで車で30分です。
 朝一番に滑って、混んできたら帰るという贅沢なスキーを楽しんでます。
 一日滑る体力もないのでちょうどいいですね。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 有限会社テクノロジーサービス
┃ 391-0213 長野県茅野市豊平2074         
┃ 編集担当 柴田             
┃ TEL 0266-73-1760 FAX 0266-73-1781             
┃ http://www.tech-s.co.jp             
┃ mail@tech-s.co.jp             
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
プロフィール

テクノロジーサービス

Author:テクノロジーサービス

カテゴリ
リンク
最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム